FHL研究所

靴下を履いて寝るのはNG?

冬になり寒くなると寝る時に靴下を履くという人が多くいて、男女ともに約3割の人が就寝時に靴下を履くという調査結果もあるようです。

ですが、靴下を履いて寝る場合、実は靴下の素材や種類の選び方によっては逆効果に冷えを増長する場合もあるので靴下選びには気を付けたほうが良いようです。

通気性の良いものを選ぶ

人は寝ている間に汗をかきます、足裏にかいた汗は通気性が悪いと、蒸発せず中にこもり、時間が経てば逆に冷たくなってしまいます

特に厚手の綿の靴下は汗を吸い取ってはくれるものの蒸発には時間がかかる為、寝る時の靴下は吸湿性や通気性の良いものを履くようにしましょう。

締め付けのないものを選ぶ

靴下の口ゴム締め付けがきついと血流の妨げになります。履き口の緩いもので、すぐ脱げるようなものがお勧めです。

就寝時に履く靴下は血流に負荷のかからない締め付けの無い靴下がお勧めです。

靴下よりもレッグウォーマー

どうしても足が冷えて寝られないという人は足先の無いレッグウォーマーがお勧めです。

人は深井睡眠を得る為には深部体温を下げる必要があります。

足首を温めると体温が上がり、足の裏に汗をかきます。その汗が蒸発することで血液の温度が下がり身体をめぐって体の深部体温を下げるというメカニズムです。

足裏の汗の気化熱がとても重要となるので、結果的には足裏は覆わないものを履くことが冷え改善や睡眠の質の向上に効果があるということになりますね

もともと人間には 恒常性といって生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質を持っています 

体温が下がれば体温を一定状態まで上げるという性質が自然に備わっている為、、本来なら足が冷たくなったら自力で温めるという機能が自然に働くはずなのです

冷えになる要因は様々ですが、少々の冷えで習慣的に靴下を履いているという方は、もしかしたら身体が靴下を履くことを覚えてしまって自力の機能が衰えてしまっているかもしれませんね。